「地域を支える側に立つことを願って」

 このほど、生徒会が南木曽の特産品を組み合わせて「交通安全ストラップ」を100個製作し、南木曽町社会福祉協議会に寄贈しました。
 昨日、社協の古川会長さん、古澤事務局長さんに本校にお越しいただき、贈呈式を行いました。

 「交通安全ストラップ」は、木曽ヒノキのプレートと、反射材を貼った田立和紙から構成されていて、飾りにビーズや立方体の木片がつながっています。装飾的にもかなり凝ったものになっています。地域の高齢者の送迎に携わる社会福祉協議会の皆さんの交通安全を祈って、放課後の時間に執行部の生徒たちが何日もかけて作ったものをお贈りしました。3年生の前執行部と2年生の現執行部のリレーでもあります。

 生徒会長の上野さんから、今年度の方針「ボランティアを通じて地域ともっとつながる」の実現のために頑張りたいという思いが語られ、議長の原さんからは、地域の特産品を利用して素材については野原工芸さん、志水林業製材さん、名取さんから提供していただき、全体として地域おこし協力隊の川本さんのご支援をいただいたという、皆さんの善意のリレーがあったことが説明されました。(ご支援をいただいた皆様に、私からも心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。)
 このストラップは、2年前に南木曽中学校の皆さんに寄贈したことがありました。紐が弱かったなど、前回の反省にもとづき、いくつかの改良を加えています。

 これまで蘇南高校は、地域の皆さんに本当に支えられて歩んできました。
 これからは、支えられると同時に、地域を支える側に積極的に立っていきたいと、生徒も教員も願っています。支える側に立つことで、また新たな出会いが生まれ、新たな発見を重ねます。それが自分たちの人生を豊かにするのだと思います。

「地域を支える側に立つことを願って」