「中山間地の離農を防ぐために水田の水位を調節する装置をつくる」
Posted by 蘇南高等学校長.
2021年12月07日19:48
3年生の総合探究発表会が、12月10日(金)に近づいてきました。
小畑さんは、自分の祖父母が自宅から離れた場所にある水田に通っている苦労を、何とか軽減できないかと考えました。特に水田の水量の調節が大変であり、日本の農業の現状を調べてみると、農業従事者の高齢化に伴い、水量調節の労苦が離農の大きな原因になっていることがわかりました。
そこで小畑さんは離農をくいとめるために、水量を感知して水田に流れ込む水量を自動的に調節する装置を一年かかって開発しました。指導をした藤城先生曰く、「現在も水量を調節する装置は市販されているが、それよりもかなり低価格で提供できる装置になっている」とのこと。
今年度の本校の方針として、研究成果を「当事者・関係者」に報告して批評をしてもらうというステップを大切にしています。
昨日、南木曽町役場の産業観光課農林係の皆さんが、小畑さんの研究発表を聞きにきてくださいました。そして装置を見て、1時間あまりにもわたって懇切丁寧な批評をしてくださいました。小畑さん、藤城先生にとって大いに参考になるコメントをたくさんいただき、とても充実したひとときでした。
装置の概要は㊙ですが、「これは画期的な発明になるかもしれない」とのご意見をいただき、プロジェクトを企画して、来年度、実際の水田で実証実験をしてみる価値があるだろうということになりました。
うまくいけば、本校の総合探究から実用化に向けた「プロジェクト」第一号が生まれるかもしれないと、私は思いました。今まで生徒それぞれが自ら問いを立てて好きなことを探究してきたのですが、先輩の探究を後輩が受け継いでより発展させるという新たな探究の形も必要になっているのです。
小畑さんは、自分の祖父母が自宅から離れた場所にある水田に通っている苦労を、何とか軽減できないかと考えました。特に水田の水量の調節が大変であり、日本の農業の現状を調べてみると、農業従事者の高齢化に伴い、水量調節の労苦が離農の大きな原因になっていることがわかりました。
そこで小畑さんは離農をくいとめるために、水量を感知して水田に流れ込む水量を自動的に調節する装置を一年かかって開発しました。指導をした藤城先生曰く、「現在も水量を調節する装置は市販されているが、それよりもかなり低価格で提供できる装置になっている」とのこと。
今年度の本校の方針として、研究成果を「当事者・関係者」に報告して批評をしてもらうというステップを大切にしています。
昨日、南木曽町役場の産業観光課農林係の皆さんが、小畑さんの研究発表を聞きにきてくださいました。そして装置を見て、1時間あまりにもわたって懇切丁寧な批評をしてくださいました。小畑さん、藤城先生にとって大いに参考になるコメントをたくさんいただき、とても充実したひとときでした。
装置の概要は㊙ですが、「これは画期的な発明になるかもしれない」とのご意見をいただき、プロジェクトを企画して、来年度、実際の水田で実証実験をしてみる価値があるだろうということになりました。
うまくいけば、本校の総合探究から実用化に向けた「プロジェクト」第一号が生まれるかもしれないと、私は思いました。今まで生徒それぞれが自ら問いを立てて好きなことを探究してきたのですが、先輩の探究を後輩が受け継いでより発展させるという新たな探究の形も必要になっているのです。
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