「生徒が自作ソフトで南木曽中学校にプログラミングの出前授業をする」

 3年生の総合探究の成果が続々と発信されています。
 今日は、プログラミング学習を楽しく進めるための教材ソフトを1年かけて開発した、吉村さんと彦部さんが、南木曽中学校の3年生に出前授業を行いました。

 このソフトは、プログラミングをする際の基礎知識を問うクエスチョンが次々に画面に映し出され、選択肢から回答して、不正解ならばその理由の解説が画面に出てくるようになっています。内容はかなり網羅的で、本格的な教材になっています。回答する時、答え合わせをするときのBGMまでついているので、中学生の皆さんも楽しそうに教材を試してくれていました。

 50分の授業を吉村さんと彦部さんがやりきりました。二人が南木曽中学の生徒さんたち、先生方に御礼のあいさつをしたとき、自信に満ちた表情がそこにはありました。
 教材ソフトの提供はともかく、二人が授業をするという計画に、私は正直不安を覚えました。授業をするということは、生半可な覚悟ではできません。でも指導してきた藤城先生が「大丈夫だと思います」と言い切りました。二人を支えてきた藤城先生だからこその言葉だったのだと、今、私は感心しています。

 吉村さん、彦部さんは、これからも情報システム工学を学び続けたいと考えています。
 好きな分野をとことん探究し、人々の幸せとつながりたいという二人の思いが、今日に結実しました。

 南木曽中学校の皆さん、本当にありがとうございました。
「生徒が自作ソフトで南木曽中学校にプログラミングの出前授業をする」