「身のまわりの感動の塊」

 大雪に見舞われた一日でしたが、嬉しいことがいくつもありました。生徒や先生たちが大勢出動して雪かきをしてくれました。
 そして昼休み、3年「電子機械」の授業(担当は太田先生)を学んでいる小畑さん・大島さん・澤渡さんが開発した「ハンド・ディスペンサー」について、校長室でプレゼンテーションを聞くことができました。

 「ハンド・ディスペンサー」とは、手をかざすだけで自動的にアルコールが噴霧される装置です。これを安価に、使いやすく、自分たちでプログラミングと3Dプリンターで部品を加工して制作してくれたのでした。私も手をかざしてみましたが、適量が出てきて実に使いやすいものです。
 生徒たちは、パワポを使いながら、工夫した点・苦労した点などを発表し、最後に次のようなまとめの言葉を語りました。

――この製作をとおして、「仲間」で足りないところを補い合い、一つの製品を作り出しました。この「小さな社会」を経験したことで、身のまわりの製品が「感動の塊」で出来ていることがわかり、その感動を共有することができました。

 素敵な気づきですよね。学ぶことで世界が違って見えてくる…それこそ学ぶ意義なのだと思いました。
「身のまわりの感動の塊」