「ひとりひとりのstoryが響き合って地球は自転している」

 全面オンライン授業の9日めです。
 生徒全員が自宅で学習を続けている今のやり方は、感染の抑制には絶大な効果を発揮していますが、生徒たちは様々な悩み・苦労を抱えているはずです。
 今日は、生徒の心にエールを贈るために、特別講座「小田ルイさんとの対話」を企画しました。コロナに負けないためのトーク&コンサートです。

 小田ルイさんは、安曇野市出身。シンガーソングライター・音楽プロデューサーとして、素敵な活躍をされています。(HPはこちら https://diamondruism.wordpress.com/ )

 「story」「ヒビキアイ」「空を見上げて」をみんなで聴きました。
 小田さんから生徒にいくつもの言葉が語りかけられました。
 ――コロナは大きな災難だけど、コロナによって新しい出会いも生まれた。
 ――コロナの日々は自分管理トレーニングのようなもの。時間を大切に使うスキルを磨いていると思った方がいい。
 ――ひとりひとりのstoryが響き合って地球は自転しているのだと思う。

 今回の特別講座は、1年生、2年生別々に行い、小田さんが曲を歌いながら、生徒たちの質問に次々に答えていく対話形式で行いました。東京にいる小田さんと同じ空間を共有しているかのような語り合いができました。2年生は、コロナ1年目の全国一斉休校のときに小田さんからメッセージビデオをもらい、学校再開後にキャリア学習の講師をつとめていただきました。念願の再会でした。

 今回のコンサートを私がお願いしたのは、今週の月曜日のことです。小田さんは忙しいスケジュールのなか、元担任の無茶な依頼に応えてくれました。そして蘇南高校の生徒たちにとても温かなエールを贈ってくれたのです。
 コロナは多くのものを奪いましたが、コロナによって出会いの尊さに気づくことができました。
 小田さん、本当にありがとうございました。

「ひとりひとりのstoryが響き合って地球は自転している」