「生徒のいのちを守るための勉強会をする」

 2月16日(水)の職員会の冒頭で、防犯研修会をおこないました。
 このほど、本校の「さすまた」を最新式のものに買い替えたのです。普段、本校では、暴漢が乱入するなど夢にも思わず生活をしています。
 しかし日本社会では、過去にあまりにも悲劇的な事件が起こってきました。事件発生直後には一時的に防犯の意識が高まり、全国の学校で「さすまた」が購入されますが、多くの場合、あとは埃をかぶっているだけなのです。

 さすまたは熟達していなければ、効果的に使用するのは無理です。まして力の弱い教員には扱えません。今回、本校に設置した最新式さすまたは、手錠のような大きな輪で、相手を瞬間的に捕獲します。力の弱い人が使用しても、相手の動きを封じて、地面に倒すことができます。
 元警察官の原明徳さんが長年の経験をもとに学校の防犯力を高めようとして開発したのでした。今回の研修会は、原さんにお越しいただき、実際に最新式さすまたを使用して暴漢役の教員を捕獲する訓練を行いました。
 実際に「繊細な」女性教員が柔道四段の原さんを捕獲して倒し、動きを完全に封殺することができ、一同、深く感心しました。

 今回は教員向けの研修会でしたが、新学期以降、原さんを講師にした生徒向け護身術研修会も開催したいと思っています。
 普段、平穏な生活をおくっているわけですが、長い人生の中では何があるかわかりません。「万が一の事態」に備えられる力を育むのが教育の責任だと考えています。

 最新式さすまたをご覧になりたい方は、本校にお越しください。

「生徒のいのちを守るための勉強会をする」