「誰かのためにという思いとレスポンス」

 本日、第67回卒業証書授与式を挙行することができ、48名の卒業生が天白の丘から飛び立ちました。
 天気予報は雨(または雪)だったのに、朝起きてみると、快晴に! しかも今日は、朝日が南木曽岳の頂上から登ってくるではありませんか。奇跡的な光景を見ることができました。

 来賓には、向井南木曽町長さん、伊藤教育長さんに代表して出席していただきました。コロナ禍のなか、お越しいただけなかった皆様には、この一年間の歩みをまとめたものをお送りします。また、後日、ケーブルテレビでダイジェスト番組を放映していただきます。

 卒業生答辞を前生徒会長の澤渡さんが読みました。以下は要旨です。
――互いの「心の距離」を縮めたいと思っている私たちの前に常に立ちはだかったのは、「物理的な距離」をとらねばならないという、時代の要請であった。本当にこのことがつらかった。でも生徒会活動を進めていくとき、つねに自分たちの心の中には「誰かのために」という思いが、根底にあった。そしていつも全校のみんなが、その思いに「レスポンス」を返してくれた。そのことで自分たちは前に進むことができた。この日々は忘れられない思い出になるだろう。大きく成長できた高校時代のたくさんの経験をもとに、未来に歩んでいきたい。

 卒業生、保護者の皆さん、本当におめでとうございます。
 私たちもまた、皆さんとの「心の距離」を縮めたいという思いに、たくさんの「レスポンス」をいただき、生きることの喜びを経験させていただきました。
 今日という日の思い出は、一生の宝物です。
「誰かのためにという思いとレスポンス」