「いかなる状況においても温かく」

 明日は、高校入試の後期選抜です。5教科の学力検査が終日行われます。本校の場合は二日がかりで、明後日にも面接検査を行います。
 年間計画では、1・2年生に会場づくりを手伝ってもらうことになっていました。しかし、万一陽性者や濃厚接触者が発生して後期選抜に影響することをおそれ、教職員のみで準備を整えることにしました。私たちもこうした「ブリコラージュ」に慣れてきていて、あっという間に会場づくりができました。

 自分の高校入試は、はるか昔の40年前のことでした。仲の良いクラスの友人たちと別々の道にふみだす第一歩になる入試に「大きな淋しさ」と、受からなければ先に進めない「厳しい現実への緊張感」が、ないまぜになった複雑な思いで当日を迎えました。
 今、本校を受検する皆さんは、どんな思いで過ごしているのでしょうか。

 3年間で成長して素敵な若者になった卒業生の姿を見たばかりなので、「新しい自分との出会いを楽しめる蘇南高校の生活に期待して試験会場に来てほしいな」と、今の私は受検生に語りかけたい思いです。
 天気はどうか。鉄道の運行状況はどうか。(積雪はなくても野生動物と列車の衝突などアクシデントはいくらでもあります。)受検生の健康状況はどうか。明日は、早起きして、いかなる状況においても温かく受検生を迎え入れられるようにしようと思っています。

 皆さんをお待ちしています!

「いかなる状況においても温かく」