「ひきつづきよろしくお願いいたします」

 本日、長野県立高等学校の校長人事が発表され、私は来年度も引き続き蘇南高等学校に勤められることになりました。こよなく愛するこの高校の生徒、保護者の皆さん、そして教職員とともに、4月からも学び続けていけます。何とうれしいことでしょう。

 すでに学校づくりの基礎はできているので、それを「守成」していくことが3年目の最大の課題です。もちろん「守る」ということは、「創造的な営み」のなかでこそ実現するものです。さらに取り組んでみたいことが、いくつもあります。皆さんと対話をしながら、一つ一つを丁寧に考え、形にしていきたいと思います。

 この2年間の校長生活で決定的に欠落していたのは、地域の行事への参加です。その分、自ら地域のなかを歩き回って多くの方々と親しくおつきあいさせていただいています。ありがたいことです。でもコロナのために中止になってきた地域の行事が少しでも復活して、さらに多くの地域の皆さんと出会えることを、3年目の楽しみにしたいと思っています。
 延期になった私の講演会のリベンジも、是非したいです。(南木曽町教育委員会の皆さん、お願いいたします!)

 写真は、卒業式の朝の玄関から見た南木曽岳。3月上旬は、ちょうど南木曽岳の鋭い山頂から太陽がのぼることに気づきました。同じ地形であっても、その見え方は、365日すべて違います。その違いを見つめていきたい。
 住めば住むほどに「美しいふるさと」に気づく蘇南高校の日々を、これからも精一杯楽しみ、創りあげていきますので、どうかよろしくお願いいたします。
「ひきつづきよろしくお願いいたします」