「多文化共生とジェンダー平等と社会的公正などを対話する」

 カナダ語学研修代替プログラムの2日目は、ブリティッシュ・コロンビア大学の大学生とのオンライン交流です。コロナさえなければ、生徒たちはカナダに行って、ブリティッシュ・コロンビア大学を訪問するはずでした。でもその大学生と蘇南高校生が、対話をしたのです。
 テーマはSDGs(持続可能な開発目標)。3班にわかれて17の目標のうち「④質の高い教育をみんなに」「⑤ジェンダー平等を実現しよう」について対話をしました。昨日のカンボジアの高校生との経験が活きていて、今日は実に堂々と英語を使ったコミュニケーションを楽しんでいました。

 しめくくりに学んだことをシェアしました。
・「カナダでは同性婚が当たり前のように行われているので、日本ではできないことを伝えたら、とてもびっくりされました。」
・「カナダの人々は、社会のなかの不平等にとても敏感でした。このことを見習いたいと思いました。」
・「相手の大学も英語は第二言語だと言っていました。とにかく沢山話して、沢山聞くことだとアドバイスを受けました。」
・「カナダは多くの異文化が共存する社会なので、とにかくコミュニケーションを重ねて多様な人と関わっていくことが大切だと教えてもらいました。」
・「高校を卒業したら外国に行きたいと思います。できればカナダに行きたい。」

 2日間の充実した交流会を経験した生徒たちは、とびきりの笑顔を見せて、大講義室を出ていきました。
 大きく成長した生徒たちと企画してくれた藤居先生、サポートしてくれた英語科の先生方、見守ってくれた2人の担任に、心からの拍手を贈りたいと思います。
「多文化共生とジェンダー平等と社会的公正などを対話する」