「アーティストからのメッセージ「大人を疑え」」
Posted by 蘇南高等学校長.
2022年03月29日16:23
南木曽町の山中に、築200年の古民家を再生した「結い庵」という魅力的なゲストハウスがあります。
3月3日のことですが、「結い庵」のCEOである熊谷さんのご高配で、「現代アーティストと蘇南高校美術部の交流会」を開催することができました。
このとき、「結い庵」には、芸術家を信州の冬に招待する「アーティストの冬眠@信州」(野村政之さんの企画)により、2名のアーティスト、新城大地郎さんと眞弓優子さんが、滞在されていました。
新城大地郎さんは、禅や沖縄の精神文化を背景に、現代的で型に縛られない自由なスタイルで、伝統的な書に新たな光を当てているアーティストです。その身体性、空間性を伴ったコンテンポラリーな表現は、世界的に高い評価を受けておられます。
そして眞弓優子さんは、ドイツで活躍され、日本でも創作活動を展開されているアーティストです。第21回 1_WALL グラフィック ファイナリスト。まなざしを通して、景色や風景、情景を結晶化し、人工の鉱石を生み出しておられます。
(以下は顧問の吉田先生のレポートです。)
蘇南高校の美術部の5名は、オンラインで「結い庵」とつながり、お二人のアーティストから作品制作への思いや、南木曽町で感じた事などの話を伺いました。
生徒が質問した「作品に込めた思いは?」「制作において譲れないことは?」「制作していくなかでの悩みは?」といった問いに、お二人はとても真摯に向き合ってくださり、ひとことひとこと大切に言葉を紡ぎだしてくれました。
お二人の生き方に生徒も私も惹きこまれ、あっという間の1時間半でした。
最後に新城さんから美術部の生徒達に、「皆さんのことを、同じアーティストであり、ライバルだと思っています。大人の言葉を鵜呑みにしないで、疑って欲しい。」と語りかけていただきました。美術には新しい価値をつくる力があるというメッセージでした。生徒達が楽しく学ぶなかで、そうした力を磨いていきたいと、改めて感じました。
そして後日談です。美術部の生徒が撮影した2枚の写真(花桃に彩られた桃介橋・透明な深い青色の木曽川)をコラージュして、眞弓さんが人工の鉱石の作品を創作してくださいました。「雪解けで花が咲いていくイメージ」とのこと。…まさに!
美術部のメンバーたちの心に輝き続ける宝石です。
眞弓さん、新城さん、本当にありがとうございました。そして企画をしてくださった熊谷さんと野村さんにも深く御礼を申し上げます。
3月3日のことですが、「結い庵」のCEOである熊谷さんのご高配で、「現代アーティストと蘇南高校美術部の交流会」を開催することができました。
このとき、「結い庵」には、芸術家を信州の冬に招待する「アーティストの冬眠@信州」(野村政之さんの企画)により、2名のアーティスト、新城大地郎さんと眞弓優子さんが、滞在されていました。
新城大地郎さんは、禅や沖縄の精神文化を背景に、現代的で型に縛られない自由なスタイルで、伝統的な書に新たな光を当てているアーティストです。その身体性、空間性を伴ったコンテンポラリーな表現は、世界的に高い評価を受けておられます。
そして眞弓優子さんは、ドイツで活躍され、日本でも創作活動を展開されているアーティストです。第21回 1_WALL グラフィック ファイナリスト。まなざしを通して、景色や風景、情景を結晶化し、人工の鉱石を生み出しておられます。
(以下は顧問の吉田先生のレポートです。)
蘇南高校の美術部の5名は、オンラインで「結い庵」とつながり、お二人のアーティストから作品制作への思いや、南木曽町で感じた事などの話を伺いました。
生徒が質問した「作品に込めた思いは?」「制作において譲れないことは?」「制作していくなかでの悩みは?」といった問いに、お二人はとても真摯に向き合ってくださり、ひとことひとこと大切に言葉を紡ぎだしてくれました。
お二人の生き方に生徒も私も惹きこまれ、あっという間の1時間半でした。
最後に新城さんから美術部の生徒達に、「皆さんのことを、同じアーティストであり、ライバルだと思っています。大人の言葉を鵜呑みにしないで、疑って欲しい。」と語りかけていただきました。美術には新しい価値をつくる力があるというメッセージでした。生徒達が楽しく学ぶなかで、そうした力を磨いていきたいと、改めて感じました。
そして後日談です。美術部の生徒が撮影した2枚の写真(花桃に彩られた桃介橋・透明な深い青色の木曽川)をコラージュして、眞弓さんが人工の鉱石の作品を創作してくださいました。「雪解けで花が咲いていくイメージ」とのこと。…まさに!
美術部のメンバーたちの心に輝き続ける宝石です。
眞弓さん、新城さん、本当にありがとうございました。そして企画をしてくださった熊谷さんと野村さんにも深く御礼を申し上げます。
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