「何気ない「おはよう」の一言に思いを込める」

 新年度のスタートにあたり、昇降口には朝早くから生徒会執行部の生徒諸君が並び、登校してくる仲間たちに「おはようございます」と、元気よく挨拶をしています。
 南木曽駅から本校に至る通学路の交差点には先生方が立って、朝の交通安全指導をしています。春は交通事故の多い時期なので、生徒の安全を守りたいという思いからの立番です。そして校舎に入ってすぐの玄関ロビーでは、風紀委員会が身だしなみチェックをしています。と言っても校則違反があるわけではないので、ここも挨拶をしあう場のようなものになっています。

 教室に向かうまでに実の多くの仲間たちや先生方と挨拶を交わしながら、新年度がスタートするのです。
 
 私も時間の空いている限り、なるべく朝は昇降口に立って、登校してくる生徒たちに挨拶をするようにしてきました。一緒に挨拶をしてきた先生方が人事異動で転勤してしまい、淋しい思いをしていましたが、新しく生徒会主任になった久保田先生が「今年から私が立ちます」と言って並んでくれるようになりました。同志の登場に感激なのです。

 「おはよう」という何気ない一言なのですが、思いを込めて言うようにしています。今日も学校に来てくれてありがとう、会えて嬉しい、と。
「何気ない「おはよう」の一言に思いを込める」