「部活動を終えるにあたって未来への展望を語れる大切さ」

 中信地区大会を終えた男子バレーボール部の3年生、上田さん・堀さん・大脇さん・原さんが校長室に来て報告をしてくれました。
 試合は、南安曇農業高校に対して負けてしまい、ミスが目立った悔しい部分はありましたが、格上の相手に対して自分たちの試合運びができたところもいくつかあり、3年間部活動を続けてきた充実感をしっかり感じることが出来たとのこと。
 
 これまでの部活動で培った力で、このあとの人生に役立つだろうと実感しているものは何ですかと生徒たちに聞いてみました。
「人との関係性を大切にして生きるということ。そのためのコミュニケーション力です。」
「チームスポーツだから、協力し合うことを大切にしてきました。この協力する力です。」
「人と何かをするとき、その人に合った方法は何かをずっと考えてきたように思います。そう考えることは、これからも続けたいです。」
「協調性です。これからも社会に出て何かに頑張るとき、大切にしていきたいです。」


 こう語ってくれた生徒たちの表情を見ながら、随分と大人になったと、私は感心したのでした。
 残念ながら負けたとしても、雨の日も酷暑の日も、毎日の練習をひたむきに続けてきて、たくさんのことに悩み、たくさんのことに感動して、最後の試合を迎えたはず。
 そして自分の何が成長したのかを明確に語って、明日につなげていこうとしている生徒たちに、私は心からの拍手を贈りたいと思ったのでした。
「部活動を終えるにあたって未来への展望を語れる大切さ」