「地域の皆さんのナナメ上からのアドバイスの力」

 今日は、「探究的な学び推進コンソーシアム」の第1回運営委員会を行いました。
 コンソーシアムとは共同事業体という意味の英語です。本校の生徒たちが、キャリアデザインを構想していくときに参考になる講演をしていただいたり、探究活動をするときのアドバイスをしていただいたりするアドバイザーをお願いし、そのかわりにアドバイザーの皆さんから紹介していただいた地域活性化のボランティア活動に本校の生徒たちが協力をしていくというのが、私たちの計画です。
 つまりコンソーシアムは、蘇南高校と委員の皆さんが地域を元気にしていくための「共同事業体」なのです。

 今年度、コンソーシアムの委員をお引き受けいただいたのは、大桑村役場の大前さん、南木曽町役場の吉田さん、南木曽町の企業からはフォークロアの熊谷さん・高橋渓流の高橋さん・マウカラニゴートファームの三輪さん、中津川市のボランティア団体チャームメイツの桂川さんの計6名です。
 地域連携というときの範囲を本校の所在地である南木曽町だけでなく、生徒が特に多い大桑村と岐阜県中津川市まで広げています。

 今日の運営委員会では、初顔合わせの自己紹介に続いて、今年度の探究学習の進め方について協議しました。「地域の人々が何に困っているのかを学ぶ機会をつくったほうがよいのではないか」、「生徒たちの探究のプロセスが委員にもわかるとよい」、「生徒たちに地域の当事者を紹介したときに、その後の学びがどう展開したのかの事後報告があるとよい」などのアドバイスをいただきました。いずれもなるほどと思うご意見です。

 委員の任を「若手」の方々にお願いしているのも、本校の特徴です。お兄さん、お姉さんの感覚で「ナナメ上からの目線」でアドバイスをしていただいています。ナナメの関係って、とても心強いのです。
「地域の皆さんのナナメ上からのアドバイスの力」