「万一に備える感度を研ぎ澄ますこと」

 今日は、第1回定期考査の最終日で、午後に普通救命講習を実施しました。
 木曽広域消防南分署から3名の講師にお越しいただき、教職員と生徒が3時間の講習を受けました。
 木曽郡の面積は香川県とほぼ同じで、そこに消防署はわずかに4か所。119番通報から救急車がかけつけるまでの時間が全国平均では8分なのに対し、木曽郡では場所によっては30分を超えることもあります。
 救急車が到着するまでに自分がなすべきことを精一杯行うことが、「いのち」を支えるために必要になってきます。

 今日は、心肺蘇生法のほか、止血法、三角巾の使い方、担架の作り方などをたくさん学びました。
 この時期は出張の用務が多いのですが、私も今日は「いのち」の学習を優先させて講習を受けました。改めて校内のAEDの管理方法などに反省すべきことが多々あることに気づき、本当に貴重な学びになりました。AEDの操作方法が機種によってまちまちなために、学校備え付けのAEDを全職員で確認することを改めて行おうと思いました。本校の場合、2台のADEの操作方法がまったく違うのです。(AEDの中には放電までをすべて自動で行ってしまう機種もあるということを知りました。)

 当たり前だと思っていることの中に、たくさんの見えていないものがあります。
 万一に備える感度を研ぎ澄ませていきたいと思った一日でした。

「万一に備える感度を研ぎ澄ますこと」