「英語ディベートを生徒たちが楽しむ」

 今井先生が担当する「コミュニケーション英語Ⅲ」(3年の文理系列の授業)で英語ディベートを行うというので、授業参観をしました。

 二人ずつ向き合って、テーマに対して賛成派・反対派それぞれの立場から意見を英語でプレゼンをします。その後、相手の立論に対して質問や批判を英語でスピーチするという学習です。
 「買い物をオンラインで済ませてしまうことの是非」「高校生のうちから海外留学をすることの是非」「高校生がアルバイトをすることの是非」などの論題について、英語でディベートがなされ、当事者以外の生徒たちは、どちらのペアが勝っていたかをジャッジしました。(私もジャッジに参加して、講評をしました。)

 言いたいことがうまく英語にならないもどかしさを抱きながらも、必死に英語を使ってスピーチしようとしている生徒の姿が、とても印象的でした。そして生徒たちはとても楽しそうでした。
 多くの生徒たちは、3月にカンボジアの高校生とカナダの大学生とのオンライン交流を経験しています。英語を使ってコミュニケーションをとるということへの親しみが断然高まっています。

 英語教師が教科書を生徒にひたすら読ませ、単語を覚えているか、読みは正確かを、評価していくだけの授業は、もう完全に「過去」のもの。
 今井先生の授業でいきいきと学んでいる生徒たちの姿をみて、私はとても頼もしく思ったのでした。
「英語ディベートを生徒たちが楽しむ」