「南木曽岳の登山道整備に汗を流し、金太郎の洞窟を訪ねる」

 とっても暑い一日でした。
 しかしこの暑さに負けずに南木曽岳の登山道整備のボランティアに終日参加しました。30か所以上の梯子・鎖場の連続する南木曽岳は、南木曽山士会の人々の善意によって整備されています。私は昨年から会の活動に参加させていただいています。

 今日の私は、登りコース(この山は険しいので登山道が一方通行なのです)の笹刈りを行いました。登るだけでも一苦労なのですが、延々と硬い笹の茎を鎌で刈り取りつつ登っていきました。でも一緒に笹刈りをしてくれたチビッコ2人(可愛いお嬢さん)が、とても元気で熱心に作業を手伝ってくれて、私は大いに助けてもらいました。
「南木曽岳の登山道整備に汗を流し、金太郎の洞窟を訪ねる」


 疲労困憊して下山する途中、チビッコたちを「金時の洞穴」と呼ばれる場所に連れて行きました。
 南木曽岳は金太郎伝説の舞台でもあるのです。
 実は何度も南木曽岳に登山しているくせに洞穴に行ったのは、今回が初めてです。何か所も洞穴があり、その奥から清流が流れてきており、それはそれは美しい光景でした。
 そのなかの一つの清流は、苔に一面に覆われた岩の上を滑り落ちています。別の清流は、巨岩の下から湧き出るように姿をあらわしています。
「南木曽岳の登山道整備に汗を流し、金太郎の洞窟を訪ねる」


 一日の作業に対して金太郎さんからご褒美をいただいた気分で、しばし美しい洞穴の前に佇みました。