「献血とは幸せの一部を分けて差し上げること」

 日本社会では若年層の献血する人が減ってきていて、このままいくと輸血する血液が足りなくなるのではないかという危惧が専門家のあいだで語られています。そこで蘇南高校では今日、献血セミナーを行いました。まずは献血の意義について学んでおこうという企画です。
 私自身は校長会で出張していたので、今日の以下の学びの報告は、杉山教頭先生から行います。

 本日は、長野県赤十字血液センターの村上純子様を講師に迎え、「血液セミナー」を行いました。

 献血の意義だけでなく、血液の種類や必要性、血管の仕組みなど、多岐にわたってお話をいただきました。特に、日本で使われている輸血の8割が病気の方で、毎日3,000人が必要としていること、そのためには毎日1,500人に献血してもらわなければならないことなど、はじめて知ることが多く、生徒たちもメモを取って聞き入っていました。

 村上先生は「献血とは、幸い健康に恵まれている人が、「幸せ」の一部を輸血を必要としている方々に分けて差し上げるボランティア活動です。」とお話しされ、献血はれっきとしたボランティア活動ですと強調されていました。

 最後に、生徒代表の亀山さんがお礼の言葉のなかで、「松本を訪れたときは、是非献血センターに足を運びたい」と語りました。

 蘇南高校までお越しくださった長野県赤十字血液センターの皆様、本当にありがとうございました。

「献血とは幸せの一部を分けて差し上げること」