「痛みも忘れるひとときを経験する」

 「生徒の地域ボランティアは、しばしばやりっぱなしになっています。町のあちこちにいいものを寄贈しても、点検・維持していくシステムがないから、朽ち果てていくだけになってしまっています。この現状を変えたい。」
 「高校の学びで大切なのは、社会に出ていくときのためのコミュニケーション能力のための育成と、生徒の価値観の尊重であると思います。それが蘇南高校で実現するための生徒会活動をつくっていくべきです。」


・・・と、職員会で校長が学校経営方針を語っているようなことばですが、これらはすべて今日の「生徒会選挙」のなかで生徒が立候補演説で語ったことばの一部です。

 今日は、新しい生徒会執行部を決める立会演説会と選挙がありました。蘇南高校は、生徒会長・副会長2名・会計2名・議長・副議長・蘇峡祭実行係長・副係長・監査の10名が選挙で選ばれるのです。それぞれに応援演説があり、しかも今回は蘇峡祭実行副係長が複数の立候補になったので、22名が演説をする壮観でした。
 そして一人一人の演説が内容的にも表現的にもすぐれたもので、私は心から感心したのでした。

 実は持病の尿管結石がとても痛くなってしまい、大きな病院に行って検査を受けました。薬をもらって午後、ようやく学校に戻ると夕方の立会演説会に間に合いました。
 本当に痛みも忘れるひとときでした。
 ずっと聞いていたかった!
「痛みも忘れるひとときを経験する」