「余の辞書に休校ということばはない」

 大型で強い勢力をもつ台風14号が最接近したことにより、JR中央西線が夕方16時まで計画運休となりました。
 これまで多くの高校生はこのようなとき、「やったー、休校っ!」と、歓声をあげてきました。

 しかし(!)、本校では昨晩のうちに「ではオンライン教育に切り替えます」と全生徒に連絡しました。そして実際、今日は朝のホームルームから6時間目まで時間割通りに授業をしました。ナポレオンの「余の辞書に不可能ということばはない」にならえば、「余の辞書に休校ということばはない」(!)のです。

 生徒たちからのブーイングが聞こえてきそうですが、あえて説明をします。
(1)学びを止めないことが大切。来週は定期考査なのです。
(2)台風のコースは、地球の状態によるものなので、繰り返す可能性があります。休校が重なってしまい、休日を登校日にしないためにも、授業ができるときはやります。
(3)職員が学校に来られない(来るのがとても危険)ならば躊躇せずに休校にします。今回はそれほどの予想でもありませんでした。

 午後には学校評議員会があり、委員の皆さんとオンライン授業の様子を参観してまわりました。一生懸命学んでいる生徒の様子(そして工夫してオンライン授業をしている先生たちの様子)に、委員の皆さんもとても感心してくださいました。
 あわせて学校評議員会では、生徒代表による探究活動の中間報告や、新生徒会長亀山さんのスピーチをオンラインで行いました。
 今日の学校評議員会のテーマは、「キャリア教育のあり方」でした。地域の代表の皆さん、中学校やPTAの代表の皆さんからとても有意義なアドバイスをいただいて、私たち教員もたくさんの学びを重ねることができました。(委員の皆様、本当にありがとうございました。)
 
 明日は、校舎の中に生徒の皆さんの元気な声がみちあふれることでしょう。
 皆さんをお待ちしています。

「余の辞書に休校ということばはない」