「音楽部の発表とプロの鍵盤ハーモニカのコンサートを楽しむ」

 今日は、「Autunno Della Musica(芸術の秋)」と題する特別企画を5・6限におこないました。8月から9月にかけてのコロナ予防のために中止をした合唱コンクールの代替企画です。

 第1部は、音楽部の生徒たちの発表でした。毎日、夜遅くまで練習した彼女たち/彼らの奏でる音楽は、心にやさしくしみこんできます。音楽の原先生や地歴公民科の鷹野先生も伴奏で参加しながら、音楽部の生徒たちは、全校の前でのステージをやりとげました。
「音楽部の発表とプロの鍵盤ハーモニカのコンサートを楽しむ」


 第2部は、特別ゲストとしてお招きした、はざまゆかさんによる鍵盤ハーモニカのコンサートです。伴奏にはピアニストの井垣理沙さんが一緒に来てくださいました。
 生徒たちからすれば、小中学校の頃に演奏した鍵盤ハーモニカのイメージしかありません。
 幕があがると、いきなりはざまさんが「剣の舞」を演奏し、体育館の空気が一気にぴんと張り詰めます。曲を終えた後のどよめきと拍手。そうでしょう、私もはざまさんの鍵盤ハーモニカのコンサートに行ったとき、その迫力に圧倒されたのです。おそらく生演奏を聴くのは10年ぶりくらいなのですが、やはり今日も心ふるえる開幕でした。
 ビゼー「メヌエット」、サン・サーンス「動物の謝肉祭」、エルガー「愛の挨拶」、モンティ「チャールダーシュ」などなど、様々な曲を、鍵盤ハーモニカの種類を変えながら演奏していただき、夢のようなひとときを味わったのでした。
「音楽部の発表とプロの鍵盤ハーモニカのコンサートを楽しむ」


 実は、私は論文や本、芝居の台本を執筆するとき、ラストの執筆にかかると、はざまさんの鍵盤ハーモニカのCDを流すようにしています。その音色に触発されて、ことばが次々にうみだされてくるからです。
 今日は、生徒と一緒に音楽のすばらしさ、奥深さを満喫しました。

 はざまさん、井垣さん、本当にありがとうございました。