長野県蘇南高等学校　校長ブログ

　７月末のコロナの大流行のために「延期」としていた、アカデミック・インターンシップを昨日、開催しました。

　本校では、２年生のうち就職希望者が、一週間程度企業で研修をつむインターンシップを、進学希望者が、大学・専門学校を訪問して先生方や学生の皆さんと対話をするアカデミック・インターンシップを、それぞれ行います。
　ただしアカデミック・インターンシップについてはコロナ禍のために昨年度は中止していたので、本年度が記念すべき第１回目の実施でした。

　生徒たちは、中部大学、名古屋外語・ホテル・ブライダル専門学校、名古屋工学院専門学校を訪問し、見聞を深めました。
　上級学校の深い学問とそれを実現する環境を目の当たりにするとともに、将来の夢に向かって熱心に学んでいる学生の姿をみた生徒たちは、大いに刺激を受けていました。


　わが木曽地域には、専門学校こそあるけれども数は少なく、大学は隣の岐阜県中津川市に行かないとありません。普段の生活のなかで学生たちの姿を目にする機会が圧倒的に少ないのです。
　３年間のキャリア学習のなかで、とてもたくさんの魅力ある大人たちと出会っていくわけですが、それでも実際の大学・短大・専門学校のなかに身を置いてみるという経験が必要だと思い、このアカデミック・インターンシップを計画しました。

　いつか本校の生徒たちが「学生」として本校のアカデミック・インターンシップを迎えてくれる機会が実現するのでしょう。
　未来のための木の苗を植えた一日でした。