「待たれていることばと責任への決意」

 後輩にバトンタッチした生徒会執行部の皆さんとの対話第3弾です。今回の「幸司の部屋」(徹子の部屋の真似)のゲストには、蘇峡祭実行係長の今井さんをお招きしました。

Q 「蘇峡祭を振り返って、一番苦労したことは何ですか」
今井さん 「私は女子バレー部に所属していたので、インターハイ地区予選の1回戦に勝って、2回戦まで部活動に打ち込んでいました。どうしても生徒会活動に専念する時間に限りがありました。だから準備はとても忙しくて大変でした。でも部活動を引退してから、仲間と励まし合って、本当に楽しく準備を進めました。」

Q 「そんな蘇峡祭で、一番感動したことは何ですか」
今井さん 「全校企画のレクリエーションが、実は最も心配でした。コロナ対策のためにマイクの使いまわしをやめたくて、ステージのマイクに、みんなが出てきてクイズの答えを言う形になりました。果たしてわざわざ前に出てきてくれるだろうかと心配でした。でも本番になったら次から次へと、みんなが盛り上がってくれました。このときは本当に嬉しかったです。」

Q 「今井さんは明るくて、ぐいぐい人を引っ張る感じだから、そのような心配をしていたとは、意外でした」
今井さん 「中学の時は委員長くらいしかやっていなくて、人前に立ってどんどんみんなをまとめていく経験はなかったんです。でも高校に来て、自分がどんな意見を言うかが、みんなから待たれていることがわかりました。ならばその責任をまっとうしよう・・・そう思って、ここまでやってきたんです。」

 最後の今井さんのことばは、はからずも、私の日々の決意とぴったり重なるものであり、私はこのことばが生徒の口から発せられたことに、とても驚き、感動したのでした。
 待たれていること、そこには責任があること、人生のうれしい試練です。

「待たれていることばと責任への決意」