「そして校長、武士になる」

 今日は、日本遺産「妻籠宿」の一大イベント「文化文政風俗絵巻之行列」が3年ぶりに復活しました。

 南木曽の人々が江戸時代の衣装をみにまとい、妻籠宿を華やかに練り歩くのです。先頭には太鼓叩き、瓦版配りが舞い、代官とそれを警護する武士、旅人、宿場の人々、木曽馬に乗った花嫁・・・と、まさにタイムスリップした人々が、宿場町を半日かけて行進していきます。
「そして校長、武士になる」


 私は、町長さんと地方振興局長さん扮する代官を警護する「武士」となりました。
 もう私は、このために蘇南高校の校長になったと言っても過言ではないのです!(「高文連演劇専門部会長」以上に、この「武士」という肩書にしびれます。)昨晩は興奮して眠れず、怒涛の2週間の疲れもふきとばし、今日は「武士」として生きました。
 あいにくの冷たい雨でしたが、薄暗い妻籠宿はことのほか美しく、一生の思い出になるでしょう。
「そして校長、武士になる」


 できればこのまま衣装をお借りして、明日の昇降口で生徒たちを迎えたかった。
 「おぬしは、何者だ。どのような夢を持っているのか、言うてみよ。」と、刀に手をかけながら、ひとりひとりに語りかけたかった。

 妻籠を愛する会の皆様、南木曽町の皆様、お越しくださった皆様、本当にありがとうございました!