「ゲストをお招きして食文化講座や金融教育を進める」

 本校の教育の特色のひとつは、さまざまな地域の講師をお招きして、「生きた知識」を学ぶところにあります。

 特に家庭科では、教科担当の森田先生が工夫をして多様なゲストに講義をしてもらっています。今日も1年の「家庭基礎」の授業に、ジブラルタ生命飯田営業所の清水所長さんにお越しいただいて金融教育をしていただきました。生徒たちは、生活していく自分を想像して、自分の資産が金融機関を利用することでどうなっていくのかを学び、たくさんの気づきを得ることができたようです。

 昨年の秋には木曽保健福祉事務所の皆さんに「食支援講座」を3回にわたってしていただきました。講義と調理実習をくみあわせた内容です。
 講義は、主食・主菜だけでなく副菜が栄養バランスをとるうえでいかに大切かとか、朝食の重要性など、これから一人暮らしを始める生徒たちにとって、とても有意義な内容を科学的に学びました。1日に必要な野菜の目安を具体的な実物として示されると、聞いていた私も「なるほど」ととても納得させられました。
 調理実習では、郷土に根差した栄養価の高いメニューに挑戦しました。自由選択科目のために少人数で学んでいますから、十分な間隔をとって安全に調理を学びました。

 これからの高校教育は、社会の第一線で活躍する方々を講師としてお迎えして、学ぶことがどのように役立つのかを実感できるようにしていくことが必要だと考えています。
 ゲスト講師の皆様、本当にありがとうございました。
「ゲストをお招きして食文化講座や金融教育を進める」