「高校生と南木曽町の大人が本気に地域づくりを語り合う」

 今日は、南木曽町と蘇南高校の初めての試みである、地域共創プロジェクト集会を南木曽会館で行いました。
 町議会・役場職員・農業委員会・商工会・小学校をはじめとする様々な皆さんが集い、そのなかで3年生の代表が探究学習の成果を発表しました。代表とは、①水田の自動水量調節装置を開発してきたアルディーノウギョウ班と、②ホタルの舞う環境を復活させて新たな観光資源にしようとしているホタル班です。

 今回の集会は、「高校生がここまで頑張りました」という報告ではなく、持続可能な地域を創造するために高校生が探究していることを、地域の大人の皆さんとさらに一緒にプロジェクト化するために、意見交流をしましょうという機会です。
 つまり、高校生と地域の大人が、本気で地域を一緒につくるための集会なのです。
「高校生と南木曽町の大人が本気に地域づくりを語り合う」


「高校生と南木曽町の大人が本気に地域づくりを語り合う」


 高齢者がどんどん離農している現実をくいとめるために、安価で確実な水田の水量自動調節の実証実験ができないものか。本校の暗室で着実に育っているホタルを放流する水路を町内で確保できないものか。こうした生徒の問題意識に、何人もの大人の皆さんが、アドバイスや協力を発言してくださいました。

 最後に勝野副町長さんから「つながる・つなぐ」を大切にする蘇南高校の探究をみんなで活かしていこうという温かな励ましをいただきました。

 私は3年間蘇南高校の学びを先生たち、生徒たちと積み重ねてきて、とうとう今日の集いの実現に至ったということに、深い達成感を抱いています。今日の集会には、プロジェクトを引き継ごうとしている2年生も参加しました。
 蘇南高校は、この世界をよりよくするために、学び、つながり、行動する高校です。

 今日、参加して熱心な討論をしてくださった皆様と、集会を企画してくださった南木曽町・南木曽町議会の皆様に心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。
「高校生と南木曽町の大人が本気に地域づくりを語り合う」


「高校生と南木曽町の大人が本気に地域づくりを語り合う」