「支えている者がいつしか支えられる」

 今日は、4月から蘇南高校の校長として赴任する村松先生(現・池田工業高校)が引き継ぎのために来校してくださり、午後の3時間半(!)を使って打ち合わせを行いました。3年間の校長の日々の中で何に力を入れてきたのか、そして何がまだ不十分であったのかなどについて、引き継ぎ文書をもとにお伝えしました。
 これだけの時間を使っても足りないくらいで、またそのときどきに連絡をとりあっていきましょうということにしました。
 引継ぎが終わると、妙に淋しい気持ちにもなりましたが、まだ残り2週間、やることが山積みされていますので、全力疾走をするのみです。

 生徒たちとの面談もなるべく行うようにしています。これだけは伝えておきたいとか、これだけは4月以降の高校生活の道筋をつけておきたいと思うことを、じかに生徒と対話をしています。

 ある高校に勤めていたとき、やむをえない事情で進路変更をせざるをえなかった生徒がいました。でも私は折々にその子と対話を続けてきました。独りではないからねと語りかけるつもりでしたが、いつしか、しっかり歩みを続けているその子の生き方に、自分が励まされているのでした。

 支えている者がいつしか支えられる、それが人と人のつながりなのかもしれません。

 追伸
 今、南木曽の妻籠宿は、ふれあい館で1000体の雛飾りを展示しています。4月3日までですので、よろしければご覧ください。今年のお雛様はマスクを外しつつあります。
「支えている者がいつしか支えられる」


「支えている者がいつしか支えられる」