「雑誌『世界』に書評論文を発表しました」
Posted by 蘇南高等学校長.
2020年10月08日20:28
今日発売の総合雑誌『世界』11月号(岩波書店発行)に、私が書いた書評論文が掲載されました。今朝の『朝日新聞』2面に出た岩波書店の広告にも名前が入っていたので、昼間の校長会で「論文書いたの?」と話しかけられて嬉しい思いをしたのでした。
論文のタイトルは「〈語り〉から〈対話〉へ~「1945ひろしまタイムライン」問題が問いかけるもの」…。6ページの中で、保苅実『ラディカル・オーラル・ヒストリー』、菅豊・北條勝貴編『パブリック・ヒストリー』、バフチン『ドストエフスキーの詩学』の3冊をつないで思索を展開してみました。「1945ひろしまタイムライン」問題とは、この夏に社会問題化した、被爆者の記録を高校生たちがツイッター表現にリライトした際に、ヘイトにつながる表現がうまれてしまったという一件です。
高校時代に背伸びして読んでいた『思想』とか『世界』に、高校で教員をしながら自分が文章を寄せることになろうとは、夢にも思いませんでした。いつまでも生徒とともに「学び続ける」教員でいたいので、『世界』編集部からお声をかけていただいたのは、このうえない幸せでした。
私のこの書評論文も、多くの方々との「対話」の成果です。今回は、特に私の敬愛する編集者との「対話」によって、書評の鋭角性が生まれたのではないかと思っています。私一人の力では到底書けません。
もしよろしければ、お読みいただければ幸いです。
蘇南高校の皆さんは、昇降口ロビーに展示しておきますね。
論文のタイトルは「〈語り〉から〈対話〉へ~「1945ひろしまタイムライン」問題が問いかけるもの」…。6ページの中で、保苅実『ラディカル・オーラル・ヒストリー』、菅豊・北條勝貴編『パブリック・ヒストリー』、バフチン『ドストエフスキーの詩学』の3冊をつないで思索を展開してみました。「1945ひろしまタイムライン」問題とは、この夏に社会問題化した、被爆者の記録を高校生たちがツイッター表現にリライトした際に、ヘイトにつながる表現がうまれてしまったという一件です。
高校時代に背伸びして読んでいた『思想』とか『世界』に、高校で教員をしながら自分が文章を寄せることになろうとは、夢にも思いませんでした。いつまでも生徒とともに「学び続ける」教員でいたいので、『世界』編集部からお声をかけていただいたのは、このうえない幸せでした。
私のこの書評論文も、多くの方々との「対話」の成果です。今回は、特に私の敬愛する編集者との「対話」によって、書評の鋭角性が生まれたのではないかと思っています。私一人の力では到底書けません。
もしよろしければ、お読みいただければ幸いです。
蘇南高校の皆さんは、昇降口ロビーに展示しておきますね。

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