「カフェめぐりや亀山社中などテーマをきめて長崎を散策する」

Posted by 蘇南高等学校長. 2022年11月10日18:32
 2年生の長崎修学旅行は3日めの「長崎市内研修」でした。
 江戸から明治にかけて(そして現代に至るまで)世界に開かれた日本の窓であった長崎を見聞する一日でした。

 午前中は、長崎市内ガイドツアーです。南山手エリアをまわる生徒は、旧香港上海銀行・大浦天主堂・グラバー園などへ、東山手エリアをまわる生徒は、出島・新地中華街・オランダ坂・東山手洋風住宅群などへそれぞれ行きました。






 長崎市街地の歴史や魅力をひととおり学んだところで、午後の4時間は班別自由研修として、あらかじめ立てた計画にもとづいて自由散策をしました。これもまた、旅の醍醐味です。班ごとにテーマを決めて旅をするのですが、「カフェめぐり」というテーマもあれば、坂本龍馬が設立した「亀山社中」というテーマもあります。とてもいきいきと生徒たちは午後を過ごしていました。




 ちなみに、コロナ予防策として、本校の修学旅行では、すべての食卓については座席指定で極力向き合わないようにして黙食としています。座席指定は、万一の事態のときに濃厚接触の可能性のある者をすぐに判別できるようにするためです。本当は賑やかで自由に食事をしたいところなのですが、コロナ禍のなかで旅行を安全に行うための我慢です。
 当然ながら、座席表とアレルゲンの除去が連動していることになります。

 また、ホテルの到着時・就寝前・朝の起床時に健康チェックを行い、発熱者が出た場合は迅速に別室に隔離することにしています。そのための別室も確保してあります。幸い今回の旅では、隔離の事態は一度も生じていません。2週間前から「修学旅行特別注意週間」として、生徒のみならずご家族も含めて感染予防につとめてきていただいた賜物だと思っています。

 予防しても完全には予防しきれないのは当然です。でも、皆で最善を尽くしてみるという連係プレーが、修学旅行の土台を作っているのだと、私は考えています。
 本日の宿、フラッグス諫早に、さきほど2年生が全員元気で到着しました。