「青山学院大学大学院の授業を担当する」
Posted by 蘇南高等学校長.
2022年11月25日20:15
昨日、11月24日(木)の夜、青山学院大学大学院の授業をゲスト講師として担当しました。直前まで蘇南高校で仕事をしていたので、オンラインで院生の皆さんとつながっての授業です。春にも講義をしているので今年度2度目の登板。
『岩波講座世界歴史01世界史とは何か』に感染症の世界史に関するご論文をいただいた飯島渉先生からの要請なので、必死に準備して臨みました。
今回は演習形式で、こんなことを院生さんたちと語り合いました。
「主体的・対話的で深い授業」が目指されているとはいえ、現在の高校の世界史の授業では、教科書に書いてあることが「問い」として投げかけられ、「ディスカッションしてみよう」と言われがちです。生徒からすれば「それ、教えてくれた方が効率的じゃない?」というのが本音です。
そのようなありきたりの「問い」(before)を、教科書的な歴史認識とか一般的な歴史の見方を「再考する」ことになって、「新しい見方をしている自分と出会う」ことになるような「問い」(after)に作り替えてみましょう。
これが事前に私が院生たちに出した課題です。
昨晩は、各自が考えた「beforeの問い」と「afterの問い」を発表して、それを互いに批評し合ってみました。
難しい課題を出してしまったかなと心配していましたが、さすが青学の皆さん、すばらしい「問い」を続々と考えてくれて、私自身が大いに刺激を受けました。
90分の授業があっという間に経ってしまい、あせりながら、私自身の「問い」の作り方の観点をお話してしめくくりました。
院生さんたちの瑞々しい知性に脱帽です。

『岩波講座世界歴史01世界史とは何か』に感染症の世界史に関するご論文をいただいた飯島渉先生からの要請なので、必死に準備して臨みました。
今回は演習形式で、こんなことを院生さんたちと語り合いました。
「主体的・対話的で深い授業」が目指されているとはいえ、現在の高校の世界史の授業では、教科書に書いてあることが「問い」として投げかけられ、「ディスカッションしてみよう」と言われがちです。生徒からすれば「それ、教えてくれた方が効率的じゃない?」というのが本音です。
そのようなありきたりの「問い」(before)を、教科書的な歴史認識とか一般的な歴史の見方を「再考する」ことになって、「新しい見方をしている自分と出会う」ことになるような「問い」(after)に作り替えてみましょう。
これが事前に私が院生たちに出した課題です。
昨晩は、各自が考えた「beforeの問い」と「afterの問い」を発表して、それを互いに批評し合ってみました。
難しい課題を出してしまったかなと心配していましたが、さすが青学の皆さん、すばらしい「問い」を続々と考えてくれて、私自身が大いに刺激を受けました。
90分の授業があっという間に経ってしまい、あせりながら、私自身の「問い」の作り方の観点をお話してしめくくりました。
院生さんたちの瑞々しい知性に脱帽です。

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