「拠り所としての『対話による集合知』、そして蘇南高校から全国への発信」

Posted by 蘇南高等学校長. 2020年06月14日23:02
 コロナ臨時休業を乗り越える方策を考えるときに、誰もが何を「拠り所」に考えたらよいかを悩んできました。

 私は、まず信頼できる仲間たちとの「対話による集合知」を拠り所にしようとしました。
 それは、一つに蘇南高校の先生方との対話であり、もう一つは岡山大学学長補佐の小村俊平さんが主宰する「生徒の気づきと学びを最大化するプロジェクト」のメンバーとの週一回のWEB会議です。そして後から「生徒との対話」も大切な集合知であることに気付きました。 
 こうした対話が、「闇夜の中の灯」でした。
 これらの集合知を拠り所に、まずは自分達で対策を考え、それを文部科学省や県教育委員会の指針、校長会での集合知とつきあわせていくやり方を、私はとりました。

 さて、そこで「生徒の気づきと学びを最大化するプロジェクト」の集合知の成果を、発表していきます。私たちの対話を、全国の皆さんに開いていく試みです。
 第一に、主宰者の小村先生がまとめてくださった、アーカイヴの最新版を、Ver3としてリリースします。今回は「休校中に私たちは何を学んだか?そして何をめざすのか?」という観点で学校のあり方を論じています。教員だけでなく、生徒や保護者等、学びに関わる様々な人たちが対話しながら、これからの学びのあり方を考えるためのツールとして使っていただけることを目指しています。 https://bit.ly/2MNLH0k

 二つ目は、WEB会議をメンバーだけでなく、広く希望する皆さんに参加して頂く、PJ第3回報告会を6月18日(木)19時〜開催します。
 ここでは、全国の高校生にまじって、わが蘇南高校の生徒も発言します。具体的には、私と3年生の生徒との対話の形で、この間の学びの成果を振り返り、それをどのように今後につなげていくかを考察します。
 さあ、どうなるか。大丈夫だよと、生徒の背中を押しています。
 申込サイトはこちらです。これからの高校のあり方を一緒に考えてみようという方がいらっしゃいましたら、参加無料のWEB会議ですので、お待ちしています。高校生の参加、大歓迎です!
https://forms.gle/Tm9W6542X2yXiyuu8