「寄り道、忘れ物におつきあいしていくことって大切」

Posted by 蘇南高等学校長. 2021年04月24日22:40
 今日は、午前中のみ生徒が登校し、授業公開を行いました。本当は中学生や地域の皆さんにも公開したかったのですが、コロナ変異株の脅威が迫る中なので、保護者限定の授業参観としました。でも大勢の保護者の皆様にお越しいただき、企画した甲斐がありました。

 続けて、PTA理事会・PTA講演会・PTA総会・学年PTAと一気に行事を開催しました。PTA総会は、密になることを回避するために、学年ごとの会場にしてZoomにてつなぎました。また、議事の内容は、理事会の代決として、会議時間を半分に圧縮しました。
 小椋会長、前原副会長は、これで退任です。ほとんどのPTA行事が中止になった一年でしたから、お二人が保護者の前に出て何かをすることは皆無でした。でも、折々に校長室で私の学校経営の相談に乗っていただいて、私はお二人にどれほど支えられたことでしょう。お二人に感謝の思い出いっぱいです。本当にありがとうございました。

 今回のPTA行事の「目玉企画」は講演会でした。コロナ禍で、みんなが様々なストレスを抱えて生きています。そのようななかだからこそ、本校カウンセラーの先生に「自立に向かう子どもたちへのかかわり方・接し方」というタイトルで講演をしていただきました。市松模様の座席にした大講義室は満室になり、先生のアドバイスに皆が耳を傾けました。
 「高校生が大人になろうとするとき、不安がいっぱいあります。不安があるから、まっすぐには歩けない。親が、子どもの寄り道・忘れ物に、おつきあいしてあげることって、大切ですよ。そうすれば、子どもはまたきっと歩いていきます。」

 先生のこの言葉が、私の心にしみました。大人にも寄り道って必要ですものね。