「カフェは世界を広げる窓」

Posted by 蘇南高等学校長. 2022年06月07日19:03
 今日は、長野市への出張の帰り道、休日出勤の振替を取得して、以前から行こうと思っていた木曽町のカフェに行きました。
 PTA連合会の子育て委員長として、小中の保護者の皆さんが木曽の二つの高校を訪問するという画期的な企画を実現してくださった千村さんが、木曽町の中心地にギャラリー・カフェを開店されたのです。
 お店の名前は、SOMA(そま)。林業にかかわる人々を指す杣人に因んでいます。空き家をリノベーションして見事に美しい空間にして、木曽出身であったり、木曽で活動したりしている作家の工芸作品や美術作品が展示されています。

 「カフェ併設のギャラリーだと誰もが気軽にアートにふれられますから」と千村さん。今日の私は、ケーキセットを注文したのですが、カップもお皿もすべて作家さんの作品で、とても贅沢なひとときを楽しみました。


 そして展示されている「開高窯」の中村さんの作品(マグカップ)を購入しました。明日からの職場でのコーヒーがより一層楽しめるでしょう。夜空をイメージできる美しいカップなのです。



 近世のヨーロッパ社会でカフェ(コーヒーハウス)が誕生した時、人々は活字にふれ、他者と語り合い、新しい市民文化がうまれました。カフェは世界が広がる窓でした。
 わが木曽谷に生まれた現代のカフェは、木曽で生きる人々のすばらしさを再発見し、この地で生きることの幸せを再確認することで、やはり私たちの世界を広げてくれる窓なのです。

 SOMAさんのチャレンジを心から応援したいと思います。