「3年間高校野球を続けてきて見えてきたこと」

Posted by 蘇南高等学校長. 2022年07月14日20:07
 私のブログで初めて高校野球についてとりあげます。

 7月12日(火)に行われた全国高校野球選手権長野県大会の「中信連合」チーム対飯田高校の試合に、本校の野球部の生徒たちが出場しました。「中信連合」とは、南安曇農業・豊科・穂高商業・梓川・明科、そして蘇南の大連合チームです。3対10で負けてしまいましたが、休日ごとに南安曇農業高校のグラウンドに行って練習を重ねてきた、生徒たちと指導している顧問の先生に、私は心から「おつかれさまでした」と言いました。

 これで3年生の2人の選手(男子と女子)は引退です。二つの質問をしてみました。「部活動をやりとげた今の感想は?」「部活動の学びをこれからの人生にどういかしていきたい?」

 石垣さん(部長、男子)「よく続けてこられたと、真っ先に思います。2年生の後半が一番の危機でした。技術的に向上できない自分と、コロナ禍のために思うように練習できない状況が重なって、もうだめだと思いました。でも、先輩の励ましで救われて、続けられました。だから将来、仕事をするときに、絶対、『チームワーク』を大切にしていきたいって思っています。」

 大谷さん(女子)「今、ここでしかできない経験を重ねることが出来て、本当に良かったです。私も2年生の後半が一番の危機でした。女子としてようやく試合に出られるようになったとき、急にまわりの目が怖くなりました。でも、先輩と先生の励ましに支えられました。『自分のやりたいことを追い求めていく』…これが野球で学び、これからも大切にしていきたいことです。」

 二人の言葉を聞きながら、私は二人に「栄冠」が輝いていると思ったのでした。